試聴できる!名盤CDショップ
モンステラのある空間。僕のイラストのような空間にぴったりの曲がたくさん。HMVのサイトの中から、試聴できて、そのまま購入できるお勧めCDをピックアップしたサイトをつくりました。ブログ形式でどんどんアイテムを増やしていきます。お楽しみに。
サイトはここ↓
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過去のコラムにも書いていますが、僕の大好きな米国60年代カートゥーン「宇宙家族ジェットソン」の第1シリーズを収めた4枚組コンプリートボックス。第1話から第24話まで、全24話を収録したDVDが発売されてます。僕としたことが、こんなモノが売っていたとは知らなかった・・・(リコメンドじゃないですね)昨年暮れに見つけて早速購入。amazoneでは20%オフで買えるみたいです。
内容については以前も書いていますが、あのトム&ジェリーを生み出したハンナ&バーバラコンビの名作の一つ。30世紀の未来を舞台に、愉快な6人家族ジェットソン一家の宇宙生活を描いたホームコメディーは、同じハンナ&バーバラの「原始家族フリントストーン」の未来版。フリントストーンのほうがメジャーですが、僕は断然ジェットソンのほうが好き。中に出てくる建築、ファッション、音楽、ミッドセンチュリー好きには必見の一枚です。
★↑上のイメージをクリックするとamazonで詳細が見れます。
もともとは、映画「ピンクの豹」のタイトルバックのためにつくられたキャラクター
『ピンクパンサー』が今年で40歳になるらしいですね。「ピンクの豹」上映当時には、タイトルバックが流れ終わったところで、スタンディングオベーションになり、上映を一時中断するほど、すごい反響があったとか・・・
40周年の今年はDVDやCDなど、様々な企画商品が発売されてます。買うのが追いつかないですが・・・
先日、まずは実写版フィルムコレクションを買いました。「ピンクの豹」「暗闇でドッキリ」「ピンク・パンサー3」「ピンクパンサー4」「ピンクパンサーX」の5作品の他、特典ディスクにはTV版アニメ集や製作秘話、ピーターセラーズのインタビューとピーターセラーズが出演したTWA航空の当時のCMまで収録されてます。
さらに、ジャケットカバーや、メニュー画面などに、僕も大好きなイラストレーター“シャグー”のイラストが使われてます。もともと、60年代のカートゥーンをイメージしたイラストレーターが、60年代のカートゥーンを描くのだから、なんの違和感もありません。というかはまりすぎです。シャグーが描く現代版ピンクパンサーアニメもつくってもらいたいですね。
そして、ヘンリーマンシーニのオリジナルテーマも収録されてるリミックス集「ピンクパンサーペントハウスパーティー!」もいいですよ。URSULA1000、ピチカートファイブ、ファットボイスリム、ニコラ・コンテなどが参加。こちらもシャグーのジャケット。
どちらも、下記をクリックすると、amazon.co.jpで購入できます。
ピンク・パンサー・フィルムコレクション THE PINK PANTHER FILM COLLECTION
ピンク・パンサー・ペントハウス・パーティー!
WEB上で多彩なデザイン家具が買える、おなじみhhStyle.comで、「ヴィトラキャンペーン」やってますね。ミニチュアアクリルパントンチェアーがもらえたりするようで、僕も欲しいです。パントンチェアーにはポリカーボネートバージョンも、幻のプロダクトとして存在してるんですよね。スモーキーな半透明で、すごくかっこいいです。ヴィトラデザインミュージアム巡回展も日本にまわってくるらしいですが、数年前に埼玉の美術館で一度見たことがありました。そのときバーチャルヴィトラデザインミュージアムCD-ROMを買ったのですが、あれはもう手に入らないのでしょうかね?amazon.co.jpでは「100 Masterpieces from the Vitra Design Museum Collection Alexander Vegesack (著) 」が買えるようですが、CD-ROMは売ってませんでした。
日本の、それも主に東京の、60年代にたてられた超モダンな建物ばかりを写真に納めた、貴重な作品「MOD EAST」が、ついに発売になりました。最近は、古い建築に関する本はたくさん出ていますが、60年代あたりの、特に日本の建築に焦点のあてた本はほとんどありません。それ以前の建築、いわゆる「レトロ」なイメージの建築については、本も多いし、保存運動なども盛んに行われています。しかし、この「MOD EAST」が取り上げているような建築が、今一番忘れられていて、どんどん消えていっています。
「MOD EAST」は、最初ELLE DECOで特集され、その後AXISで連載、LIVING DESIGNに移って、さらに連載されていました。この取材の間にも、無くなってしまった建物もあるとか・・・
今回の写真集には、なんとコモエスタ氏のソロとしては、実に11年ぶりとなる、CDもついています。CDを聞きながら、写真集を見れば、一気に60年代へタイムスリップ。
「MOD EAST」のさらに詳しい情報はこちらから
http://www.monstera.jp/comoesta/
並木族御一行が泊まったモスクワのトランジットホテル「ソユーズ」。名前といい、見た目といい、ちょっとグッときます。
アエロフロートの飛行機。古い機種はかっこいい・・・けど乗りたくない?
二回続けてイタリアツアーの話をしましたが、タイトルに「並木族inイタリア」とあって、「なんの族?」と思った方も多いと思いますので、今回は「並木族」について。
「並木族」の“並木”とは、東京は渋谷駅から、恵比寿の方向に歩いていくとすぐある、渋谷川にかかる小さい橋です。この辺を知っている方なら「並木橋交差点」があるので、知ってる方も多いと思います。
そこから左にあがると、青山方面へ、右へのぼると代官山へ。この付近は渋谷でも、代官山でも、青山でもないちょっと静かなところですが、僕のよく行く(夜ですが)お店が集まっています。その一つが、最近僕もDJをしている「アマランスラウンジ」。ほかに、“soft”というコンテンポラリーブリティッシュパブや“青い部屋”などによく行きます。このあたりのお店には、本当にいろんな種類の業界の人たちが集まります。いわゆるデザイナーや、ミュージシャンのようなクリエイティブ関係の人。モデル、ショップオーナー、医者にAV監督、エステティシャンにオカマ。
そしてこれらの客達が、そんな自分の仕事とは関係なく飲み友達としてらんちき騒ぎをしたり、時にはまじめな話をしたり。一部の常連で排他的になることもなく、様々な人たちと出会うことができる、最近では貴重な空間になっています。そして、このあたりの空気にはまった人たちはこのあたりから離れられなくなり、常連となっていくのです。そんな人たちを、いつしか、「並木族」と呼ぶようになり(本当は勝手にそう呼んでいるのですが)雑誌などで取り上げられるようになりました。(雑誌STUDIO VOICE2004.2)でその並木族達の写真を見ることができます。
そんな多種多様な人種が集まる並木族が、その中心である「アマランスラウンジ」のCDをつくっちゃおうということで、昨年先行してアナログ2枚を発売し、今年5/15に、いよいよCDアルバムが発売になります。インディーズレーベルオーナー、カメラマン、DJ、その他いろんな人種が集まっているからこそ、あっという間に素晴らしいアルバムが完成しました。そして、その楽曲がイタリアの国営ラジオ「rai」のラウンジミュージック番組でも取り上げられ、今回のイタリアツアーが実現したのです。それにかこつけて、イタリアに古着やデッドストックの生地を買い付けについていったブティックオーナーやデザイナー、雑誌取材陣の同行など、総勢12名。それらはみんな「並木族」。ということで「並木族inイタリア」。
あなたも、並木族になりませんか?(笑)
ホテルまで送迎されたオンボロ車の中
ロシアの空港にもイームズ!
引き続き、イタリア旅行の話をしましょう。
今回は、ぎりぎりに航空券をとったので、アエロフロート、ロシア一泊トランジットと言うことになってしまいました。アエロフロートというと、あまり良いうわさは聞かないのですが、最近は随分かわったようで、飛行機はエアバスだし、機内食は今まででいちばん美味しいと思いました。
ロシアの空港に着いたらいきなり吹雪き!やはり寒いです。空港は閑散としていて、ちょっと寂しい感じ。トランジットホテルへは送迎してくれたのですが、これがひどかった。超ぼろぼろのワンボックスに8人くらい詰め込まれて、舗装はぼろぼろなのに、車のシートにクッションはないし、サスペンションもガタガタ。まわりは湿地だったり、荒れ地だったりの中を、延々40分くらい走り続けて、やとホテルへ。
不思議なのは、次の日空港まで送ってくれたときは、別のルートで、快適な道を10分少々で到着!?昨日の道はなんだったの?
空港ではキャビアなども食べられるところが、ちょっとロシアっぽかったかな?キャビアを食べたカフェテリアは椅子がイームズ。古いタイプのものだったので、昔からあったのでしょうか?
近々WEBサイトのリニューアル予定です。NEWSとコラムコーナーを一緒にして、近況や、ニュース、最近思ったことなどを、書いていきたいと思います。
先日、久々にイタリアに行って来ました。この時期にイタリアといえば、インテリア好きの方なら、“ミラノサローネ”?と思うかもしれませんが、今回はサローネには行かず、知人のDJ達のイタリアツアーに同行。ローマ、ボローニャ、ミラノと3都市をまわってきました。
僕もジャケットデザインで参加した、並木橋レコード(インディーズ)からでた“Amaranth Lounge”のアナログレコードが、イタリアの国営ラジオ「rai」のラウンジミュージック番組で紹介されたのをきっかけに、今回のツアーが実現しました。
“ラウンジミュージック”という言葉は、すでにしっかり一般的に浸透していますが、内容は随分変わってきています。イタリアでは、ピチカートファイブやFPMを代表とする日本のラウンジミュージックシーンの情報が、数年前からほとんど途絶えていると言っていました。この辺からも、ラウンジミュージックの変化と多様化で、目立った動きが見えにくくなっている、今の混沌とした状況がうかがえるのではないでしょうか?次に何が来るのか??
そんな新しい動きの一つになるのか?それとも、王道ラウンジミュージックへの回帰か?「日本で最初のラウンジDJ」と称されたコモエスタ八重樫さんプロデュースの『インテリアミュージック』(あえて、今のラウンジミュージックとの差別化としてこう呼んだようです)CDとそのリミックスアルバムが発売されてます。僕も、またまたジャケットデザインで参加しましたので、ご紹介!
「BGM for modernica – This is the interior music」
GUT/フォーライフレコード
FLCG3105
2,625円(税込み)
「REMIX for modernica」
ハイコントラストレコーディングス
HCCD-9505
2,100円(税込み)
久々のコラムになってしまいましたが、SHOP情報です。
目黒通り=“インテリアストリート”というイメージは、すっかり定着し、
最近は、そこから枝別れした小さい通りにも、たくさんのインテリアショップがオープンしていますね。目黒インテリアストリート祭り(MIST)は、駒沢通りや、山手通りの店も参加するほど、広がっています。
皆さんご存じだとは思いますが、わたしも、インテリア好き。特に古い家具好きですから、目黒通り周辺のチェックは欠かせません。しかし、これだけショップが増えると、特に中古を扱うお店は、商品の確保がたいへんそう。オリジナル率を増やしたり、ミッドセンチュリーとはちょっと方向性を変えるようなお店も増えてきました。
一昔前より、変わったものや、コンディションも価格も程良いものに、巡り会う機会が減ってきたようです。
そんな中古家具、ミッドセンチュリー家具マニアにははずせない目黒通りの重鎮的お店“モダニカ”に、アウトレット店ができました。まだできたばかりで、あまり知られていないようですが。
場所は、目黒通りを挟んで、モダニカの斜め向かいにあるトヨタの脇の道を入って、二つ目の角。ここが、オープン当初のモダニカがあった場所、というのを知ってる方は、なかなかツウな方?。しばらくワークショップとして使用されてきたようですが、今回「アウトレットストア」としてオープンしました。
モダニカならではの確かなものを、お安く手に入れられるうれしいお店です。
私は、早速アルミナムシリーズ2脚購入。(上の写真をクリックすると拡大します。)ちょうど仕事用の椅子を探していたので。
これから、どんどん充実させていくようなので、要チェックです!
—–SHOP情報———–
MODERNICA OUTLET STORE
OPEN EVERY DAY 11:00-20:00
TEL 03-3792-1961
「過労死」、「過労による精神衰弱で自殺する」。こんなニュースが最近は多すぎるような気がする。長い不景気や、社会全体の変革期による歪みが、高い失業率と、一部に集中したハードワークを生んでいる。
50年代のアニメ「宇宙家族ジェットソン」を見たことがあるだろうか?
当時から見た典型的な未来像。車は空を飛んで、高く空に浮かぶビルやマンション。何から何までスペーシーなデザインで、僕の大好きなアニメの一つだ。もちろんインテリアはミッドセンチュリーモダンリビング!
その主人公“ジェットソン”は、かわいい奥さんと年頃の娘、小さい息子と4人でマンションに住み、あまり高級ではないマイカー(空を飛ぶのだが)をもち、歯車をつくっている会社の“ボタン押し”として働く典型的なサラリーマン。当時みんなが理想とした中流階級の家庭。フリントストーンの未来版だ。
設定としては50年代から見た超未来の生活を、理想と皮肉を込めて描いている。朝、ロボットの声で起こされ、勝手に洗面所に連れていかれ、服を着せられ、身だしなみを整えられる。ママはみんなの朝食メニューを聞いてボタンを押すとそれぞれのテーブルに自動で準備される。マンションの最下階にある駐車場には部屋から専用のエアチューブで下り、空を飛ぶ車で“渋滞”に巻き込まれながら会社に行く。基本労働時間は3時間。やる仕事は歯車をつくる機械の“ボタンを押す”ことだけで、それでも怠けたり、「社長は人使いが荒い」と文句を言ったりする。家ではロボットが掃除し、ママが洗濯機にシャツを放り込むと瞬時にアイロンがけして出てくる。それでもママは「家事はめんどくさい」と文句を言っている。新聞や手紙も便利になっているが、電子的ではなく、ロボットが届けに来るのがおもしろい。
こういったお気楽な未来像を描いたドラマは、日本でもアメリカでも、高度成長を続けていた50年代あたりにたくさんつくられていた。
しかしその後、なくならない戦争や、環境問題。便利さだけでは充実しない生活、など、60年代から70年代にみんなが悩みはじめ、すっかり未来への希望はなくなり、ジェットソンのような生活は夢だ、無意味だとあきらめてしまう。80年代90年代にちょっと好景気になると、そんな悩みはすっかりわすれて、投資、投資と目先のもうけ話に群がり、一転不景気になると働かざるもの食うべからず、死にものぐるいで働くものこそ、弱肉強食のこの不景気を乗り切ることができる、というようなフレーズが、新聞や雑誌にあふれている。
いったい私たちは何を目標として近代社会を築き上げてきたのだろうか?
食洗機や全自動洗濯機による家事労働の軽減、24時間営業のコンビニや冷凍食品は、共働きで遅くまで残業するためであろうか?インターネットやコンピュータによる情報化、効率化はその分もっと多くの仕事をこなすためのものであろうか?
医療の進歩による長寿化は70になっても働くためであろうか?
締め切りに追われて、パンを食べながらパソコンに向かい、つけっぱなしのTVから過労自殺のニュースが流れ、仕事がいやになって、ソファーに横になり、カートゥーンネットワークで宇宙家族ジェットソンを見ていたらこんなコラムになってしまいました。
「自分でつくるインテリア2」リフォームの話はまたそのうちに・・・・
「宇宙家族ジェットソン」。ミッドセンチュリーインテリアマニアにはお勧めですよ。