【モンステラマニア日記】MONSTERA IN THE CAR LIVING

 先日も紹介した、モンステラマニアステッカーをべったり貼った我が営業車?は、一応キャンピングカー登録の8ナンバー車。といっても、車中泊が普通の車よりは快適にできるという程度の、バンに毛が生えたようなレベルの車なのだが、小型故に機動力は抜群。都内での営業車?普段使いから、キャンプに釣りにスキーに大活躍。インテリアな仕事しているが、結構アウトドア派なのだ。最近はロードバイクにはまっているので、自転車積んであちこちにでかける。仕事に行き詰まったときはさっと海まで車を走らせ、砂浜で海風をあびながら車内で仕事、なんてことも。

 この車に乗ってもう10年たつが、キャンピングカー市場はずっと右肩上がりのようだ。その間に数々の震災によって、避難先として注目されたり、今年のコロナ騒動で、接触無く旅行できるということで、またいっそう注目度が上がったりしている。日本だけではなく、数年前にアメリカ発のVAN LIFEという写真集が世界から注目されたりして、車で生活する、車でくつろぐということが、世界でも人気上昇中だ。

 友人が先日キャンピングカーショーを初めて見に行って「キャンピングカーってもう思想だ!」という名言を発していたが、車といえど、普通の家と同じ生活をしようと思えば、いくらでも豪邸のような車を作ることができるし、実際売っている。今僕が住んでる家より豪華で広いキャンピングカーはたくさん存在する。中には広いリビングのあるキャンピングカーに、さらに普段利用のベンツを搭載できる車まである。もはや駐車場付きの家だ。しかし移動する車でもあるキャンピングカーは、大きくなればなるほど当然機動力はどんどん低くなる。細い道は通れなくなるし、入れる駐車場も限られてくる。反対に、貨物用バンにベッドだけを自作して車中泊する人たちもたくさんいる。中には軽トラの後ろに幌立ててキャンピングカーとしている人だっている。車に乗ってどんな生活をするのか、それをはっきりさせ、インテリアに何を必要とし、何はいらないのかをしっかり考えることが、自分にあったキャンピングカーを手に入れるために重要なことだ。そういう意味では、うちのキャンピングカーには概ね満足している。

 自分の生活スタイルを見つめ直し、インテリアに必要なものと必要じゃないものを見極める。そして必要なものを効率よく限られた空間に詰め込む。実はこれ、全て普段住んでいる家にも同じことがいえると気づく。キャンピングカーに乗ってみると、普段のインテリアについても考えさせられ、見る目が変わってくるのだ。

 つまるところ、インテリアとは自分の生き方、まさにインテリアが思想そのものなのだ。

 そんな我が家の営業者兼キャンピングカー。この4連休も、渋滞を回避して夕方出発。車で夕食と就寝。次の日自転車で山の中を走って、渋滞が始まる前に帰宅という思いつき旅行をした。
 夏が終わったさわやかな空気と朝日で目が覚めると、モンステラステッカーの影がいい感じにカーテンに映っていた。隣には昔つくったモンステラてぬぐい。

 キャンピングカーにいても当然モンステラマニアなインテリア。ならば当然グリーンを置きたくなる。出かけるときに植木鉢をいくつか運び入れて旅行したこともあったが、車を締め切って外出することもあるとなると、日差しで50℃以上にもなる車内に本物の植物を置くにはちょっとかわいそうだ。

 そこでつくりもののモンステラを積み込んでみたこともあった。なかなか良かったが、この車内にはちょっと大きすぎたか…
 このあと程無く撤去。

今度は棚でもDIYして絵でも飾ろうか。

9月 24日 水曜日 台風12号接近中。ベランダのモンステラたちは避難させようか…

【モンステラマニア日記】日本のモンステラ業界を変えた1枚

1969年、イギリスのインテリア書籍「YOUNG DESIGNS IN LIVING」

 【モンステラマニア日記】モンステラマニア誕生記〜祝20周年〜 のブログで、このWEBサイト「モンステラマニア」がどのようにして誕生したかを書いた。実はそのブログで書ききれなかった話がある。
 古いインテリア書籍にモンステラがたくさん登場していた話は書いたが、そのモンステラの形、仕立て方というのが、実にバラエティーに富んでいた。今でこそ、様々な形のモンステラがホームセンターでも、フラワーショップでも、またネットでも手に入るが、モンステラマニアをはじめた20年前は、売っているモンステラのほとんどが大きな鉢の真ん中に太い四角いヘゴの支柱が刺さり、そのヘゴにへばりつくようにまっすぐ上に育った、わさわさ茂ったモンステラばかりだった。一時期のベンジャミンが、二本のねじれた幹がまっすぐのび、その上の方だけに丸く刈り上げられた葉が茂る仕立て方ばかりだったように、当時モンステラといえばその仕立て。その形こそがモンステラであるというような売り方だった。しかし、古い書籍に出てくるモンステラは、もっと自由だった。ひょろひょろに徒長した茎を紐でつるしたり、蔓状に下にたれるように仕立てられたり。育てば当然いろいろなのび方をするのだから、いろいろな形があって当たり前なのだが、なぜか20年前はステレオタイプとしてヘゴ仕立てのモンステラしか売っていなかった。

 イギリスの60年代のインテリア書籍として有名な「YOUNG DESIGNS IN LIVING」を手に入れて、パラパラとめくっていくと、そこに写っているモンステラに衝撃を受けた。モダンとちょっとクラシックが折衷したインテリアの中央からちょっと左寄りに堂々と置いてあるモンステラ。少し装飾的でペデストリアルな黒い植木鉢に、下のほうは葉が全部切り落とされ、すごく太く育った幹が伸び、気根だけが3,4本下まで伸びて土に刺さっているという、何とも荒々しい風貌。そして一番上に見事な大きさの穴だらけの葉が3枚だけ開いていて、それを支えるように、細く茶色い乾いた竹が差し込まれている。

 なんだこのかっこいいシルエットは!こんなモンステラは見たことがない。既にモンステラに魅了されていたのだが、さらにもっとかっこいい、なにか新しい植物を見つけたかのような衝撃だった。そのとき、観葉植物は仕立て方次第で、まるで違う植物かというくらい印象が変わるのかということを知った。

 それをだいぶ前にもブログか何かに書いた。するとそれを見たモンステラ生産者関係の人がまた衝撃を受けたようで、この写真のように、下の方に葉が無く、幹が伸びたモンステラは今まで売り物にならないと思い捨てていたという。そんなものが売れるのかと、半信半疑でそれを売ってみたら大人気となり、一時期値段がどんどん高騰した。それが「根上がりモンステラ」「幹立ちモンステラ」だ。わざわざ鹿児島から生産者関係の方が我が家まできて、一緒に「根上モンステラ」を売ろうという話しを持ちかけられたが、当時僕の方にそういう余裕が無く、話はまとまらなかった。形を変えるとまた別の売れ方をするという事例が、当時の生産者の業界紙でも取り上げられ話題となった。一度ステレオタイプ化された仕立の観葉植物も、仕立て方を変えると新しい需要を開拓できることは業界全体でも革新的だったかもしれない。僕のような楽しむものとしても、仕立ての重要性を知ることができたのは大きかった。

 それくらいこの1枚の写真はまさに重要な1ページなのだ。タイトルもまんざら大げさではないだろう。

 この「YOUNG DESIGNS IN LIVING」の表紙、どこかで見た覚えはないだろうか?そう、我が家のインテリアが掲載されたとして以前紹介した「昭和インテリアスタイル」の表紙は、我が家にあったこれにインスパイアされたものだ。SNSで、他にもこれに気づいている人がいた!

 ちなみに、表紙裏のこの模様も我が家のカーテンです。

昭和インテリアスタイル好評発売中。

9月 16日 水曜日  秋雨前線南下中。セミの声も弱々しくなってきた。

【モンステラマニア日記】あの頃の君は…

毎週水曜日更新、のはずが前回は二週間、間が空き、今回また1日遅れ…
まあ続けることが重要ということで、今回は木曜日更新です。

写真は7年前に買ってきたアガベ・アリゾニカ。房総半島を旅行したときに立ち寄った温室付きの道の駅で、肉厚で丸っこいのがかわいくて、衝動買いし、連れて帰ってきたもの。

ことらが現在の姿。違う…。こんなはずじゃ…
細長く広がった葉。全体にまとまりが無く、丸く揃った美しいロゼッタ形状は見る影もなくなってしまった。
丸っこいのがかわいいのに。
何が君を変えてしまったのか…

日光不足か、鉢が小さいのか。

大きくなるまでに2個の子株も増やした。

しかし子どもの姿も、買ってきたときのあの丸っこいアガベではない…母親そっくりだ…。

わかりにくいが、買ってきたときの大きさと、現在の大きさをくらべられるように縮尺感をそろえて重ねてみた。右下が7年前。左奥が現在のアガベ・アリゾニカ。

どうずれば若い頃の姿を取り戻してくれるのだろうか。今からでもまだ間に合うのだろうか。
育て方をネットで調べてみる。

アガベ・アリゾニカ、調べる程謎が大きくなってきた。あまりメジャーとはいえない品種のようだが、珍しいわけでもなさそう。しかし、ネットで出てくる姿はバラバラだ。買ってきた頃のような丸っこいものもあれば、現在のような細長く大きなものもある。ネットで販売されてるものはわりと丸っこいものが多く、地植えされてるのを撮影したようなものは、細長く広がっているのが多いようにも見える。

特徴としては、葉のまわりと先っぽに赤いフチがついていることらしいが、それがない交配種も存在していて、3種類くらいがアリゾニカとして売られているという情報も…。うちにあるのは、綺麗な赤いフチがついている。
しかし、どちらが本来の姿なのかはわからない。

一部のネットには「希少種」としてものすごい値段がつけられていた…。

しかし、久々にネットでアガベを調べていたら、全てにおいて値段が高騰していることにびっくり。近年人気がさらに上昇中ということもあるのだろうが、これで本当に売れるのだろうかという値段もついている。うちのアガベは小学生の小遣いでも変えるようなものだったが、20倍以上の値段がついてるサイトも見つけた…

すっかり姿を変えてしまったアガベをどうするか現在思案中だ。
胴切り、半割という株の増やし方を知った。
どちらもリセットできる方法だ。これで切り戻しと同じように、また小さな子株から育てられるし、増えたら高騰してる今なら売れたりして…

でも、花壇に地植えして花が咲くまで寿命を全うさせるのもいいかもしれない。

その後については、またこのモンステラ日記で報告したい。


2020年 9月10日 曇り  高校で部活をやめて以来の最小体脂肪率更新。

2020-09-10 | モンステラ・植物

【モンステラマニア日記】BKFチェアに座って読書する女性

 今日は新しい絵を紹介。
 テーマはBKFチェア、通称バタフライチェアに座って読書する女性。BKFチェアほどキャッチーなシルエットを持つ椅子はそう多くない。デザインとしてインパクトある椅子は多いが、レコードジャケットやポスターに使われてた数は、ボールチェアやエッグチェアよりも多いのではないかと思ってしまう程。とくに50sのイラストがめちゃくちゃ多い気がする。この椅子の場合は人が座っているシルエットがまたいいのだ。イラストやジャケットに使いたくなる気持ちがよくわかる。

 モダンな住宅の中で、女性がラフな格好でBKFチェアに座って本を読んでいる姿を描いてみた。背面からの構図というのはあまり見たことがない。背面から見てもかっこいいBKFチェア。

 床から続く屋外には水盤が張ってある。その奥には大小のアガベと置き石がカリフォルニアの邸宅を思わせる。さらに奥には巨大なフェニックスと背の高いワシントンヤシ。

 その庭を仕切る家の壁は床からちょっと浮いて、軽やかさを表現したいかにもミッドセンチュリーのモダニズム住宅の手法。壁にはかちっとしたレンガ。その壁の前には70年代のフランスのデザイナーJean-Pierre GarraultとHenri Delordデザインのフロアランプ。そしてさらにアーキテクチュラルポッテリーの観葉植物。
 こんな家でくつろぎたい。流れてくる音楽は何が良いだろう。キッチンからは誰が淹れてくれたのか、コーヒーの香りがただよってくる。

BKFチェアは日本ではキャンプ用の椅子という認識の人も多いだろう。一時期はほとんどのキャンプ用椅子がこのBKFチェアのデザインを流用したようなものになっていた。BKFチェアは折りたためそうで折りたためないので、それを折りたためるようにしてアウトドアの椅子にしたのは拍手だ。しかし、もともとBKFチェアはヨゼフ・フェンビィがデザインした、木製のキャンプ用折りたたみ椅子をヒントに生み出されたという話しであるから…元に戻った??(構造は違う)

レコードジャケットやポスターにたくさん登場するBKFチェア。
こんなレコードにも。モンステラは「ここにモンステラがあったら完璧!なのに」と、何となく物足りなくて昔描き入れたもの…

余談。
BKFチェアの古い写真をいろいろ見ていると、人に対して大きさがまちまちなのが気になる…


モンステラ・デリシオーサ・オンラインショップ
額装イラスト ”butterfly girl”
https://monstera-shop.com/products/detail/315

【モンステラマニア日記】ミッドセンチュリーインテリア・床・DIY

今日は床の話

 毎週水曜日更新の【モンステラマニア日記】。あれ?先週は…
早速しれっと飛ばしてしまったが…お盆休みということで…


■DIYで独特の雰囲気に

 僕はミッドセンチュリーデザイン好きで、さらにDIY好き。まあ、DIYは正確には好きというより、安くあげるためというべきか…
やりたいことが多いので、お金はいくらあってもたりない。ならば自分でできることはやってしまおうということである。
もちろん、職人さんや、すばらしいプロダクトを作り上げるメーカーの技術力にもリスペクトはあるので、任せるところは任せる。やれることはやる。

 で、今日は床の話。
 床はインテリアにおいてイメージに与える影響はとても大きい。にもかかわらず、なかなか思った通りのものにはできない。普通なら一般的なフローリングのなかから、せいぜい素材を選ぶだけ。ちょっと予算をかければ、高級な無垢材にしたり、ヘリンボーンばりなどの張り方を変えることができたりするが、そもそもミッドセンチュリーデザインのインテリアで、いわゆる板張りの床はあまり見ない。多いのはカーペット敷きだが、それ以外は、リノリウムだったり、コンクリートだったり、大理石だったり。あこがれはてっぺい石の石張りあたり。しかしどれも意外とお金がかかる。結局普通のフローリングが圧倒的に安かったりする。

 今の家に引っ越して、内装をほとんどリフォームすることになった時、とにかくお金はかけられないが、何とか「普通じゃない」床にできないかとあれこれ素材を探して行き着いたのが、MDF。MDFの板を90cm角にカットして床にするということ。MDFはとにかく安くて簡単に手に入る。床材にするには点での圧縮には弱いようだし、やった前例を見つけることができなかったが、勢いで貼ってしまったのは15年前。金額的には安いフローリングよりさらに安い激安床材! 表面にはニスを塗りまくり。ニスを思ったより吸い込んでしまう性質だったので、光沢が出るまで何度も塗るのは大変だった…。使ってみると、強度的にもあまり問題なし。巨大なソファーの細い脚はちょっとへこんでしまったが、自分で貼ったので、そこだけ張り替えることだってできる。90cm角の目地付きでこの雰囲気は他にないだろう。ニスと経年変化で色が濃くなって、さらに何ともいえない雰囲気になってきた。

床、白玉石のプランツ台、ラタンのパーティションは全部DIY。

 とにかく大変だったのは貼る前にニスを塗ったら全部反りあがってきたこと。引っ越しの荷物のダンボールを重しにして、なじむまで数日かかってしまった…。目地も大変だったが、慣れるに従ってどんどんスピードアップ。後半は職人さんレベルの仕上がりに。
 ちなみに下地はコンパネが貼ってあり、試しにそのまま貼ったら歩くとボンボンと安っぽい音がするので、防音と断熱をかねて断熱フェルトを筋状に貼っている。マンションだが、1階でしかも床下がある戸建てのような構造という変わったつくりだからできた荒技でもあるか…。

リフォーム当時の写真。
ニスが染み込んでムラになり、途方に暮れてるところ。さらに反りあがって大変に。
3度塗りして重しを載せてなじませた。

■ベランダと床を同じ高さで

 インテリアショップ「モダニカ」がまだ目黒通りにあったころ、青山には系列店の「ケーススタディーショップ」があり、そこで「ミッドセンチュリーデザイン建築の5大要素」的なタイトルの展示会を、そこの社長と共同でやったことがあった。そのなかに、「内と外の連続性」というような項目があり(正確には覚えていないが)、床や壁などが、同じ素材、同じレベルでガラスの仕切りを越えて連続して続いていくのがミッドセンチュリーデザイン建築では重要な手法のひとつであることを提示していた。古いマンションのリフォームレベルでそれを実現するのはなかなか難しいが、いろいろ工夫のしようはある。

ベランダと床の高さを合わせる。
MDFにニスを塗った光沢感が独特。

最初は白玉石を敷いたプランツ台を窓際に置き、それとおなじ白玉石をベランダに敷き詰めて連続性を持たせてみた。石の下には自動水やり機のホースも仕込んである。しかし白玉石は掃除が大変!ベランダの改修と同時にやめてしまった。
 そこでこんどは、良くあるようなウッドデッキを、室内の床と同じ高さでDIY製作。素材感は違うのがちょっと残念だが、高さ的には連続性を持たせられた。

 こんな感じで、DIYを駆使して、ミッドセンチュリーデザインにあったインテリアを模索している。古いインテリアには、現代の建材が似合わなかったりするので、素材の選択肢を広げるためにはDIYも武器になる。

 ということで今日は床の話でした。

 インテリアの変遷はこのあたりの雑誌等に掲載。
最新のインテリアは昨年発売された「昭和インテリアスタイル」で見ることができます。こちらの書籍はなかなか見応えあり。

昭和インテリアスタイル
北欧インテリアと雑貨
SUCCESS WORK STYLING

2020年 8月26日 2日間エアコンいらずで暮らせたかと思ったら、また暑い…

【モンステラマニア日記】日本三大モンステラ名瀑

 日本三景は「松島」「天橋立」「安芸の宮島」。日本三大夜景は「函館山」「神戸・摩耶山」「長崎・稲佐山」。日本三名園は「偕楽園」「兼六園」「後楽園」。日本三大名瀑は「華厳ノ滝」「袋田の滝」「那智の滝」。三大○○は怪しいものもたくさんある。僕の地元仙台は水戸と名古屋とならんで「日本三大ブスの街」とか言われていた(もちろんそんなことはない!といことにしておいてほしい)。まあ根拠はなく勝手に誰かが言い出しものばかりだから、新三大とか、続三大とか、三大だけでいくつもあって、何が何だかわからなくなるわけだが、別にそれで困るわけでもない。

 ということで、植物関係で日本三大○○ってのを勝手に考えたらおもしろいかな。今日は、日本三大名瀑にあやかって、熱帯温室によくある滝で「日本三大モンステラ名瀑」をご紹介。

 まずは、これは外せない、入ってすぐのインパクトと気根の滝をくぐるのが楽しい「夢の島熱帯植物館」。入ってすぐにどーんと見える滝と池は最初の記念撮影スポット。ぐるっと回って滝の裏をくぐれる。滝の裏側が見れるのも楽しいのだが、それよりもすごいのがモンステラの気根の束。華厳の滝ならぬ「気根の滝」だ。栃木の佐野インター近くにあるとちぎ花センターにもこれにそっくりのミニチュア版的な滝がある。
 夢の島熱帯植物館には、カフェから見えるもう一つのモンステラの滝もある。

夢の島熱帯植物館の記念撮影スポット
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2020-08-12 | モンステラ・植物

【モンステラマニア日記】モンステラマニア誕生記〜祝20周〜

 モンステラマニアも20年目。20周年ということでいろいろやりたかったことがあるのだが、このコロナ騒ぎで今のところ全て白紙。(いや、実はあまり準備していなかったのでたいした影響はないのだが…)
 先日バルベルギアを買いに行った花屋さんと観葉植物談義をして、モンステラマニアというWEBサイトをやっていますと自己紹介してきた。「俺のビカクシダ」というWEBサイトと同じくらい前からやってるんですという話になって、花屋さんは「俺のビカクシダ」は知っているけど、「モンステラマニア」は知らなかったという。最近は知名度も下がっているなと反省…。

 そもそもモンステラマニアは観葉植物、インテリアプランツの啓蒙活動としてスタートした。啓蒙活動してるのに、知名度が下がっては何の意味もない…

 モンステラマニアをスタートさせた2000年頃、植物といえば80〜90年代から続くガーデニングの大ブーム。ホームセンターなどでは、ガーデニング用の草花や植木が主役。観葉植物はちょっと肩身が狭く置かれていた。種類的には80年代のベンジャミン大ブームに代わってパキラやクワズイモがはやっていた。ハイドロカルチャーなんかも流行っていたかな。

 一方でインテリア業界は、80年代に芽が出始めていたライフスタイル型インテリアショップが、90年代に入ってどんどん増え、イデーやコンランショップ、インザルーム、フランフランなど人気を博していた。90年代中頃からはミッドセンチュリーデザインのリバイバルブームが始まり、インテリアショップも爆発的に増え、インテリアイベントがあちこちで開かれた。インテリアとファッションと音楽が非常に強くシンクロしていた時代だ。僕も当時すっかりそのブームに浸かっており、古いインテリは本を読みあさっては、あちこちに増えていた中古家具屋巡りをしていた。そこであることに気づいた。50年代、60年代、70年代、それぞれの年代のインテリアや建築空間の変遷にあわせて、観葉植物の種類や飾り方にもブームがあるということ。50年代はマルコザヌーソの椅子のような四つ足でファブリックな家具にゴムノキなど。60年代はちょっとモダンになり、一本足のイームズラウンジチェアなど色気が出てきたデザインにモンステラを。そして70年代になると白いプラスチックの家具やカラフルなインテリアが増え、ヤシ系の植物に人気が集まる。ブームの変遷はその後も続き、80年代はポストモダンな家具に一世を風靡したねじり幹のベンジャミン。90年代はフィリップスタルクのような新世代デザイナーによる家具とクワズイモやパキラの大流行。なるほど、確実にインテリアとともに観葉植物にも流行の変遷があることがわかった。ところが、ミッドセンチュリーインテリアに再スポットが当たっても、当初その部屋の写真にはあまり観賞植物が置かれていなかったり、置かれていても普通に流行っているクワズイモやパキラ、生き残りのベンジャミンなどが置いてあったりして、違和感を感じるようになってしまった。椅子やテーブルのデザイナーや年代にはこだわってコーディネートしてるのに、観葉植物にこだわらないのはおかしい。そこではじめたのがモンステラマニアだった。

インテリアと観葉植物の流行の変遷

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【モンステラマニア日記】ダースベイダー登場

 今週も無事「モンステラマニア日記」を更新することができた。よく考えたら「日記」といいながら毎週水曜日更新って、それじゃあ日記じゃないだろう…と今更気づいたが…まあいいだろう…

 先週の日記は、部屋を植物だらけのジャングルにしたい欲求と、大好きなミッドセンチュリーモダンなインテリアを維持したい葛藤の話しを書いた。そして欲求に負けずインテリアを今もキープしている…と胸を張って言いたいところだが、早速あたらしい植物に手を出してしまった…

ビルベルギア ダースベイダー!
かっこいい…

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【モンステラマニア日記】Go To Jungle

 モンステラマニアにおいて、観葉植物は「インテリア」である。僕にとってインテリアとは、日々の暮らしを気持ちよくすごす場であって、そこには自分の好きな椅子があって、テーブルがあって、ソファーがあって、レコードプレイヤーがあって、コーヒーカップがあって、ペンダント照明がぶら下がっていて、壁には絵が掛けてあって…、そういう場所である。そしてそんなインテリアアイテムの一つが観葉植物なのだ。だから全体のバランスの中でモンステラがあり、コルディリネがあり、アガベがある。それぞれのデザインの調和が大切で、僕の場合はミッドセンチュリーデザインが基本なので、それにあわせた家具と植物を置いている。当時流行っていた植物や、植木鉢のデザインなども意識する。

ペデスタルな植木鉢、ハンギングプランツ、モンステラ、
ミッドセンチュリーな観葉植物の飾り方を意識した。
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【モンステラマニア日記】植物の命

 今日は大切な「命」の話し。植物は伸びる。生きているのだから当たり前だが、どんどん延びる。だから剪定をする。切った葉や、あるいは茎、幹はどうする。植物を育てはじめた頃は、青々とした葉や元気な茎などは、まだまだみなぎっている生命力に、そのまま捨てる気にはなれないだろう。植物も育てているうちに愛着がわく。愛称をつけたり名前をつけたり、話しかけたりする人もいるだろう…。既にその植物は1人(または1匹)の人格を持っているように思えてくる。そしてその植物を剪定したとき、切り取られた瞬間から、その葉、茎には分身として、もう一つの人格を持ってしまう。飼っている猫の爪を切ってあげても、爪には何の未練も感じないが、モンステラを切り戻した茎は話が違う。まあ、モンステラも、伸びた気根を切っても、それはあまり分身として認識しないので、猫の爪は、モンステラでいえば伸びた気根か。
 なら、ポトスのように、放っておけばどんどん伸びるやつはどうか。伸びては切って短くし、また伸びては切って短くする。切り戻すと枝分かれしたりして、今度は切る場所が二カ所になったりする。切り戻す度に、切った茎がどんどん増えていく。初めはそれを瓶に挿してキッチンで楽しんだり、植木鉢に植えて増やしたりするが、すぐに部屋中がポトスになってしまうほど増える。
 バニーカクタスなどは、どんどん伸びて、ちぎれて落ちて、勝手にそこから生えてくる。自分の植木鉢に入りきらないやつが、隣の植木鉢などに落ちて、そこからまた生えてくる。
 オリヅルランにいたっては、初めから分身の形をしたやつが、隣の植木鉢めがけて伸びて来る…。

 大切な命。捨てるのは忍びない。自分で増やすか、増えたものは人にあげたりして大切にする……そんなことを思ったのも最初だけ… あまりにもどんどん増えるとそんなことは言っていられなくなる。人間は勝手なもので、どんどん増えると、そこにはもう分身の愛らしげな人格は全く感じられなくなる。街中で見かける街路樹の剪定で、道路に散乱した枝を箒で一気に掃かれ、粉砕器にかけられるのを見ても、だれも「大切な命が!」とは思わないだろう。コンクリートジャングルの都会の道路の端に、ひと株だけ生えた雑草をいると、力強い生命力を感じてとてもいとおしく思えたりするくせに、庭にわんさか生える雑草や、植木鉢に勝手に生えてきた雑草をみても、逆に憎らしさを感じるか、そんなものを感じるまもなく抜いて捨ててしまうか…そんなものである。

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2020-07-15 | モンステラ・植物