【モンステラマニア日記】ダースベイダー登場
今週も無事「モンステラマニア日記」を更新することができた。よく考えたら「日記」といいながら毎週水曜日更新って、それじゃあ日記じゃないだろう…と今更気づいたが…まあいいだろう…
先週の日記は、部屋を植物だらけのジャングルにしたい欲求と、大好きなミッドセンチュリーモダンなインテリアを維持したい葛藤の話しを書いた。そして欲求に負けずインテリアを今もキープしている…と胸を張って言いたいところだが、早速あたらしい植物に手を出してしまった…
ビルベルギア ダースベイダー!
かっこいい…
ビルベルギアはパイナップル科で、トロピカルな花が咲くエクメア、グズマニア、フリーシアなどと同じ仲間。モンステラ・マニア・オンラインショップの”modern interior botanicals A to Z”の「Q」で登場するケスネリアも同じ仲間だ。全体的にパイナップルの葉に似たのび方をするのだが、エアプランツでおなじみのチランジアも同じパイナップル科。こちらはちょっと特殊な形態が多い。
これらパイナップル科は別称「ブロメリア科」とも言う。そのそれぞれの仲間のなかに、中央の葉と葉の間の筒状になった部分に雨水をため水分を得るタンクブロメリアと呼ばれるカテゴリーがある。「科」の下のそれぞれの「属」を横断してグループを作る仲間があるってのがおもしろい。
久しく欲しくなるような植物がでてこなかったのだが、この属を横断したグループ「タンクブロメリア」という言葉が急に気になりだした。いろいろと調べてみると、タンクブロメリアには一定のマニアがいて、しかもその人気はじわじわ上昇中らしい。タンクブロメリアのことを「タンク系」と呼んでいる。なんだかかっこいい。ブリーダーも多く、新しい品種もいろいろ生まれており、模様や不思議な形態がマニア心をくすぐる。
もともと種類も多く、様々な形態を持つタンクブロメリアだが、その中にひときわ異彩を放つものを見つけた。トロピカルな花がメインだったり、放射状に伸びる葉がジャングル感を演出してくれるものが多い中、筒状の葉がすっと伸びただけのシルエット、黒光りした艶のある葉に、ちょっと毒々しい縞模様と斑点がある。もはや植物と言うよりはオブジェ?
そしてその名は「ビルベルギア・ダースベイダー」
その筋で有名なブリーダー?による交配種らしいのだが、ダースベイダーとはまたすごい名前をつけたものだ。気になりだしたらとまらない…ネットで物色が始まる…
そうそうどこでも売ってるものでもないようなので、ネット販売で手に入れるしかないのか…と思ってい矢先、わりと近所にいい感じのダスベイダーがいるではないか!
すぐに自転車を飛ばして買いに行く。売っていたのは花屋さん。感じのいい男性店主は、花屋をやりながら、観葉植物はどちらかというと趣味でやっているとのこと。観葉植物談義をかるくかわし、無事手に入れると、リュックにすっぽり入れて帰宅。
家に到着して眺めてみる。うーん、やっぱりかっこいい。
どうだろう。こうやって間近で対峙していると、あのダースベイダーの「す〜こ〜」という息づかいが聞こえてくるだろうか…
なんといっても、この場所をとらないシルエットが良い。ミッドセンチュリーモダンにもぴったりだ(言い訳的だが…)
エアプランツのチランジアも同じブロメリア科と書いたが、ビルベルギアも土で育てる必要はないらしい。ということは流木などに着生させて、ハンギングなどもできる。ますます興味がわく。
そうなってくると不思議なもので、今まであまり興味がわかなかったその他のよく見るネオゲリアやフリーセアなども、ミッドセンチュリーインテリアに似合いそうだな〜と急に見る目が変わってくる…
非常に綺麗な花も咲くらしく、毒々しい外見に隠れた神秘的な魅力ももっている。おまえはなぜダースベイダーになたのか?!と問いかけてしまいそうだ。
花が咲いた株は枯れ、子株がまた成長するというのを繰り返す。ということは伸びすぎることもないし、剪定もいらないのか。日光は非常に重要なようで、屋外栽培がおすすめのようだが、日本の夏の日差しは葉焼けや色抜けするらしいので、調整が必要だと。そしてタンク内の水を切らしてはいけない。新しい植物は、水やりや日光の加減の感じをつかむまで緊張感がある。
すっかりビルベルギアにとりつかれている。モンステラが嫉妬してこちらをにらんでいるようにも見える…。取りあえず今はせっせとタンクの水を切らさないよう、毎日世話をしている。
7月 29日 水曜日 いまだ梅雨空けず…もううんざり。