【南房パラダイス】〜すばらしい熱帯植物園です

前回のブログ、【南房総】白浜ジャングルパレスに宿泊したあと、次の日は、すぐ近くの南房パラダイスへ。
あいにく雨が降ってきたが、目当ては熱帯温室なので、まあ大丈夫だろう。
モンステラマニアをやってるので?熱帯植物園の温室巡りは結構してるが、南房パラダイスははじめて。よく調べないできたが、想像以上のすばらしさに大満足。
ここ、穴場だ。
南房パラダイスは、道の駅にもなっていて、隣の館山カントリークラブや、館山ファミリーパーク、宿泊施設などがあるいこいの村たてやまとおなじ、オーシャンヴェールリゾートが管理しているらしい。
お土産屋レストランなどの道の駅と併設して、ヤシの木が生い茂る広い庭園の中に、動物園や植物園が入っている。動物園は、ラマ、ヤギ、羊、ウサギ、ポニーなど、どちらかというと牧場系?ふれあいイベントもいろいろあるようだ。
入り口を入ると、なぜかシンガポールのアイコン「マーライオン」がお出迎え。
シンガポール国立植物園と提携しているということで・・・なっとく・・・
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入ってすぐ右側に、温室の入り口が見えてくる。
この熱帯植物温室、高さ25mを誇る大温室を中心に、11棟の温室が連続して並ぶ、かなりのスケール。
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大温室以外は、このような縦長の温室が、ひたすら直線的に並んでいる。
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美しい花
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エアプランツの壁
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ビカクシダだらけ・・・
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ウツボカズラはかっこいい〜
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大温室に来ると、中心には滝が。
そして、滝の横にはモンステラ。定番的配置だ。
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立派なモンステラ。花も。
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大温室は、回廊のように2階がある。
2階から中心の滝を見たところ。
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地を這うモンステラ!
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サボテンエリアは、どこの植物園でも、がらっと雰囲気が変わる好きなポイントだ。
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美しい植物たちのアップ写真。
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気根もものすごい・・・
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これなんですかね?斑入りのポトス?
ポトスも巨大になると切れ目が入ることもあると、何かに書いてあったが・・・
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さらに、動物園と併設してるだけあって、温室の中をカラフルな鳥や蝶が飛び交うトロピカルバード館や蝶館まである。シンガポールやマレーシアみたいだ。
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最後に再びマーライオン・・・こちらはちゃんと口から水が・・・
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大温室にあったバー?トロピカルなカクテルを出してくれるところを想像してしまうが・・・イベントの時にしか使わないのか?
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いつも思うのだが、熱帯植物園の温室って、もっと可能性がたくさんある気がする。
カフェやレストランがあるのに、なぜ温室の雰囲気を生かさないのか?
温室内にカフェやレストラン造っちゃえば、かなりいい雰囲気になるが・・・
夢の島熱帯植物園のカフェテリアコーナーをとてもいい雰囲気だが、あそこですら、雰囲気を生かし切れてない。
ディズニーランドには、植物園並みの植栽があり、それをうまく生かしたレストランがたくさんある。アトラクションがなくても十分いい雰囲気を持っている。
日本の熱帯植物園は、その多くが昭和的?施設として寂れてしまい、どんどん閉鎖されている・・・
せっかく人気デートスポットにもなり得るようなポテンシャルがあるのに、もったいない・・・
新宿御苑の温室が、もうすぐ最新技術を使ったエコ温室に生まれ変わるらしいが、アトラクションとしての工夫はあるのだろうか?
ウィキによると、「オーシャンヴェールは2011年4月に指定管理の辞退を申し出た。同年9月からは千葉県の管理下での委託運営となった。期限は2012年3月末までで、以後の施設の存続ないし休園に関しては検討中」とある・・・・もったいない・・・

2011-10-12 | モンステラ・植物

斑入りの世界〜観葉植物

先日のNHK「美の壷 ー観賞植物ー」。
モンステラのマニアックなやつがいるということで、ディレクターの中島さんが訪ねてきてくれた。そこで、僕のサイトを見て中島さんが興味を持ったと言う、モンステラの芽の出るところの話や、斑入りのマニアがいること、モンステラの陰を天井などに映して楽しんでいる人たちが多いなどを話し合った。
そのまんま美の壷に反映していただき、なおかつモンステラ、かなり目立たせてくれたようだ。
でも、僕もそれほど詳しくない、日本ならではと言う斑入りの世界を掘り下げてくれたのが面白かった。
特に「万年青」の世界。
噂には聞いていたが、本当にマニアックだ。
誰かのブログで「盆栽はやるけど万年青はやらない」みたいなことが書いてあった。
日本を代表する観葉植物(というより古典園芸植物という方がいいが)「万年青(おもと)」。
万年青の世界で、葉の形、凹凸、斑の入り方などを「芸」という言葉で表現するらしい。
様々な種類を掛け合わせて、新しい芸を生み出す。
しかし、その生み出された芸を安定させ、一代限りではないことを証明して、新しい種として登録するまで10年かかると言う・・・
モンステラの学名が何だ・・・とか言っているのが申し訳ないくらいディープで「オモト道」とでも言うべき確立された世界だ。
江戸時代や明治時代には、珍しい品種は今で言う1億円レベルで取引されたらしい。
モンステラでもとても人気のある「斑入り」。
日本人独特の繊細な感性が、ひとつとして同じものがないあの斑の模様に引きつけられるのだろう。
しかし今回は、25分という短い番組。さらにモンステラをかなり主役にしていただいたため?、これらのことが「ツボ」として扱われたが、観葉植物の世界は広い。
サボテンやエアプランツ、多肉植物、アクアリウム、洋蘭、盆栽・・・
そして僕がモンステラマニアでも一番提唱している「インテリアデザインとしてのプランツ」。
番組中「アーキテクチュアルプランツ」という考え方を紹介していたが、まさにあの辺のことを掘り下げた書籍や番組は、日本ではほとんどない。
椅子やテーブルなどの家具と同じ目線で、観葉植物をインテリアデザインとしてとらえたときに、どういう植物をどのように仕立てたらかっこいいかを考えると、まだまだ新しい観葉植物の楽しみが増えていくはずだ。
僕がモンステラマニアで紹介して流行した「根立ち(幹あがり/根あがり・最近は「朴」と言うらしいが)」仕立てのモンステラは、まさに生産者達が気づかなかった、インテリアデザインとしての観葉植物の需要だ。
まだまだ、気づかない観葉植物の魅力がありそうだ。

2010-10-04 | モンステラ・植物

ツイッター表示

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モンステラマニアのトップページに、「モンステラ」に関するツイッターのツイートを表示できるようにしてみました。
「モンステラ」という言葉が入っているツイートを、検索して表示します。
皆さんどんどんモンステラをつぶやこう。
ちなみに「monsteramania」でもツイッターアカウント取ってます。
フォローよろしくお願いします。

2010-03-23 | モンステラ・植物

ベランダ育ちのモンステラ

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もう何回冬越ししたか。
ベランダにあるモンステラ。
成長が遅いので、葉と葉の間がめちゃくちゃ狭い。
日があまり当たらない部屋では、なかなかここまで間隔が狭くならない。
寒さのせいか?新しい葉も一年に1枚づつしか出てこない。
しかし、歯の肉厚は、室内育ちと比べると、はるかに厚い感じ。
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強風にあおられる日も多いので、どうしても葉がさけたりするが。
とにかくうちでいちばん強そうなやつ。
ちょっと日焼け気味のところも。
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2010-01-29 | モンステラ・植物

水やり

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mixiのサンシャイン牧場ばかり世話して、モンステラの水やりをすっかり怠っていたら(いつものことだけど)さすがに萎れてきました・・・・

2009-11-28 | モンステラ・植物

紅葉

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モンステラも紅葉?
もちろん違うけど、こんな感じで突然一枚だけ枯れることも・・・

2009-11-16 | モンステラ・植物

今度こそ胡蝶蘭ブームか!?

何度も書いているネタだけど(前回前々回)、いまだに続く海外モダンインテリアの定番植物「胡蝶蘭」。
日本では相変わらずインテリア雑誌でも、植物系雑誌でも取り上げているのを見たことがない。
海外のインテリア雑誌や、ファッション雑誌などでの海外セレブのインテリアなどが映ると、必ず出てくる胡蝶蘭なのに、何で日本ではいっこうに流行らないの??
ここまでかたくなに?流行らないと、なにかわけがあるのかとさえ思ってしまう。
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↑欧米インテリアでは定番の胡蝶蘭
ところが、ついに!9/26日付、オールアバウトの「花のある暮らし」コーナーで、
コチョウランをカジュアルに楽しむ」として、紹介しているではないか!
しかも、ちゃんと、「日本では、ほとんどが複数株植わっているので、それを一株に分けて、支柱の針金もはずそう」と提案している。なかなかわかっているじゃないか。
でもちょっと気になるのが、「モダン」ではなく「カジュアル」と言っていて、そのせいか、
鉢の選定がいまいちだったり、海外みたいにシンプルにしないで、モスなどをつけてごてごてさせている。
ぼくなら支柱を完全に取るのではなく、カーブしている部分を切って、花の数も1〜3個くらいに減らしていしまいたいところだが。
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↑僕が仕立てた胡蝶蘭。支柱は完全に取らずに、カーブしている部分だけを切って、真上にすっと伸びているようにみせると、モダンインテリアにはぴったり!
しかし、海外で胡蝶蘭が一般的というのを紹介している記事もはじめて見るし、一株にして支柱を取ろうと提案している記事もはじめて見る。こんどこそ、本当に胡蝶蘭ブームは来るか??

2009-09-28 | モンステラ・植物

モンステラマニア年表

展示会のために、僕のモンステラマニアとしての歴史年表なんてつくってみました。
最近「モンステラ流行ってますが、オーノ!さんも好きなんですね」なんて言われることも時々あるので、たまにはアピールも(笑)
下記の写真は、イラストレーターとして、最初の個展をやった恵比寿の伝説のカフェ!?「インスタントカフェ!」の懐かしい写真。
原宿の「ゴーゴーラウンジ」でも個展やったな〜。懐かしい。
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テツロー・オーノ!のモンステラ・マニア年表
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1990年代
ミッドセンチュリーデザインブームでモンステラに魅せられる。
古いインテリア雑誌や、古いインテリアが載っている本を見まくっていると、あちこちに登場する変な形の観葉植物が気になり、調べると「モンステラ」とわかる。ここからモンステラにとりつかれる。
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2000年
「モンステラ・デリシオーサ」活動開始。
イラストレーターとして独立。「モンステラ・デリシオーサ」を名乗り、イラストのアイコンとする。 ミッドセンチュリーインテリアのイラストに必ずモンステラを描くというスタイルを確立する。
しかし「モンステラ」という名前はあまり知られておらず、観葉植物店に行っても店員がわ知らないなど忘れられた存在であった。
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2001年
恵比寿のインスタントカフェで個展、そしてWEBサイト「モンステラマニア」スタート。
イラストレーターとして最初の個展。イラストの他にタペストリーやポストカードを制作。
当時のインテリアで、あまり重要視されていなかった観葉植物を啓蒙するために、モンステラだけではなく様々な観葉植物を紹介するポストカードセット(「モダンリビングプランツ」10枚セット)を制作。50年代はゴムの木、60年代はモンステラ、70年代はフェニックス等、80年代はベンジャミン、90年前半はパキラ、90年後半はクワズモ・・・というように、観葉植物にも流行があることを広め、インテリアスタイルにあった植物のコーディネートを提案する。
これらを啓蒙するWEBサイト「モンステラマニア」を制作。
すぐに反響があり、雑誌、ラジオ、新聞などで取り上げられる。
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2003年
「ウォールプランツシリーズ第1弾」ポスター発表。
それまで、モンステラと言えばハワイアンデザインくらいしかなく、ほとんどはアロハシャツなどのテキスタイル向けな民族的なデザインか、写実的なデザインしかなく、モダンなデザインは全く存在しなかった。 もっとモダンにモンステラの葉を図案化しようとしていた頃、インテリアショップ「モダニカ」とのコラボレーションとして大ヒットすることとなる「ウォールプランツシリーズ第1弾」のモンステラポスターを制作。
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2004年
エルデコ・インターナショナルデザインアワード!
インテリアショップ「プールアニック」とコラボレーションしたモンステラ・ラグを制作。
2005年。そのラグが、エルデコ・インターナショナルデザインアワード2005の部門別で日本代表に選出。世界ノミネートされる。
これ以降、モダン路線のモンステラ柄のラグ、クッションなどさまざまなアイテムが巷にあふれだす。デザインの著作権侵害も多く、悩まされる。
観葉植物業界でも、モンステラが大ブーム。
観葉植物業界でも、モンステラが大ブーム。中でも「根上がり」「幹上がり」という仕立てのものが大流行。
古いインテリア写真にあった仕立て方(太い幹がひょろひょろと伸び、その上に2枚しか葉が付いていない)にショックを受け、それをWEBサイト「モンステラマニア」で紹介。
鹿児島・指宿の栽培関係者が「モンステラマニア」を見て、ひょろひょろなので今まで捨てていたというものをインターネットで売り出したところ、大ヒット。指宿から関係者が、モンステラマニアと業務提携しようと訪れたが、実現しなかった。
このブームは、観葉植物業界紙でもニュースとして取り上げられた。
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2006年
テレビ出演でまたブーム!?。
全国放送情報バラエティ番組で紹介される。それまでも、ラジオ、TV、雑誌でモンステラを紹介されたが、テレビの反響は、大きいものだった。
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現在
来年、活動10周年を迎える「モンステラ・デリシオーサ」。ミッドセンチュリーに流行したモンステラは、観葉植物として、またアート&デザインに、完全に定着した。
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mixi版モンステラマニアは現在参加者4102人!
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2009-09-09 | モンステラ・植物

モンステラ・アクセサリー

ここ最近の僕のblog記事で、アクセス数No.1だったのが「デザイナーズゴキブリホイホイ」というのが気がかりですが・・・
気を取り直して、今週末からのエキシビションにむけて、「モンステラアクセサリー」もつくりました。
つくってくれたのは、先日のblogにも登場した“アクセサリーショップ821”
モダニカにて展示販売予定。
今後は僕のオンラインショップでも販売予定です。
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2009-09-09 | モンステラ・植物

いちばん元気なのは、こいつ。

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うちでいちばん元気なモンステラは、雨の日も、夏の日差しでも、雪の日も、台風でも、ベランダに出しっぱなしのこいつです。↑
今年も立派な葉を出し、すでにまた芽が伸びてきてます。
育て方の本にはだいたい「直射日光禁止」「耐寒5℃」ってかいてあるけど・・・
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室内のやつとの、いちばんの違いは、茎の間が詰まってること。↑
室内だと、どうしても間延びしちゃいます↓
これもまたいい感じなんだけどね。
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2009-08-12 | モンステラ・植物