ジャクソン・ポロック展
BS日テレの“ぶらぶら美術博物館”で、山田五郎さんが「これは絶対実物を見た方がいい」というので・・・
東京国立近代美術館でやってる“ジャクソン・ポロック展”に行ってきた。
目玉はトップの写真にある「評価額200億円!!門外不出、伝説の大作。ついにイランから初公開。“インディアンレッドの地の壁画”」。
僕が気になったのは、ピークの1950年ごろに、絵の具、ペンキがにじむくらいどんどん薄くなって、横長の作品が多くなった頃。「日本からの影響は不明」となっているが、明らかに日本の書や絵画に影響を受けたと思われるあたり。全体を埋め尽くす「オールオーバー」から一滴一滴に集中するようなシンプルな作品をもっと見てみたかったと思った。
しかしその方向にも進まず、ボラックポーリングの時代に苦悩する感じもよくわかった。(これも棟方志功など日本の影響を言われているが)
ぶらぶら美術館で山田五郎さんの解説を聞いているので、知識もばっちり(笑
最後にポロックのアトリエが再現されていて、床は実際の床を全部撮影して、それをプリントしたものを貼り付けてあった。
常設展まで見ちゃったので、昼飯もたべずに行ったのに、おなかいっぱい・・・。
常設展には教科書に載ってる作品がたくさん。高村光太郎の“手”や岸田劉生の“麗子像”もあるよ。
さらにはこの美術館のポスターを50年代から70年代まで手がけた原弘の展覧会「原弘と東京国立近代美術館・デザインワークを通して見えてくるもの」もやってる。
国立近代美術館のある竹橋にはモッドイースト建築もたくさん。
気持ちがいい日だったので皇居周辺もぶらぶら。
桜もちょと咲いていた。
東京駅まで歩いちゃった・・・
復元された東京駅舎が姿を現していた。
真新しい銅版がぴかぴかに光っていても、すごい重厚感。
これが緑青をふいたら、またさらに重厚感が増すんだろうね。
うちの近所目黒川の桜ももうすぐ。
ジャクソン・ポロック展は2012年5月6日(日)まで