実家の仙台に帰り、久々に親族兄弟そろって墓参り後、甥っ子姪っ子などが松島水族館に行きたいと言いだし、急遽行くことに。
マリンピア松島水族館はウィキによれば、なんと、「開館は1927年(昭和2年)で、日本で2番目に長い歴史を持つ水族館である。また、同一場所にある民営水族館としては日本最古となっている。」とある歴史の古い水族館。
さらに、施設が昭和55年くらいからあまり変わっていない貴重な“昭和観光地”!
先日の油壺マリンパークに続く【昭和探訪】観光となった。
途中多賀城市、塩竃市は、車の瓦礫こそなくなったが、まだ津波の爪痕が残る。
それでもお盆の休日の真ん中。松島の中心街は車が渋滞していたので、外側の大駐車場に駐める。
ここで驚いたのが、塩竃まであんなに津波の爪痕があるのに、松島の湾奥は、波打ち際に近いところでも、あまり津波の形跡が見られない。
ニュースでも、松島の中心地はそれほど津波にやられなかったと言っていたが、やはりたくさんある細かい島々が、津波の力を分散させて波を打ち消したのだろうか。
それでも、水族館近くの道は地盤沈下もあるのか、水浸しになっているところや、ひび割れているところがたくさんある。
さすがに混んでるかと思いきや、入り口でも殆ど並ぶことなく入場。中はガラガラではないが、混雑しているという感じでもない・・・
しかし、目の前に広がる光景は、小学校以来?久しぶりに来た松島水族館だが、殆ど変わってない!
特徴的なのが、入り口を入ると、まず目の前に広がる半屋外の囲まれた遊園地施設。
水色やクリーム色のプラスチック椅子がずらりと並んだ広場の周りを遊園地施設が取り囲んでいる。
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昭和的な遊園地の雰囲気をぎゅーーーと凝縮したようなわくわく感。
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頭上には、子供の頃から確かに走っていたミニモノレール!
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ちょうどお昼時だったので、まずは腹ごしらえ。
焼きそばやホットドッグのほか、松島らしく、イカの姿焼きやホタテ、サザエなどの串焼きもある。
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すぐにショーが始まり見に行く。かなりタイトなショー施設の観客席は2階建て。
アシカのショーだけだが、そこそこの見応え。
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ショー施設のすぐ脇に、水族館の入り口がある。
まずは子供の頃好きだった「ジャングルゾーン」
熱帯植物と岩でリアルに再現したジャングルゾーンの目玉はデンキウナギ!
油壺同様「現在○○ボルト」という電光掲示板があったはずだが、こちらは最新の?コンピュータ画面になっていたが
ちょっと見にくかった。
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立っているような姿で置物のように動かないワニ。
その後続く油壺マリンパーク同様の、昔ながらの小さい水槽が並んだコーナー。
八景島シーパラダイスや天保山海遊館ができたときは、おしゃれな大水槽水族館にあこがれたが、今は逆に、小さい水槽をのぞいて歩く、昔ながらの水族館もいいものだと思う・・・
松島水族館名物マンボウも見て、最後には「デンキウナギのメッセージ“ビリッと感電体験”」という魅惑的なコーナーが。
電圧は調整してあるのだろうが、水槽から続く電線の先の電極を握らされると、すでにビリビリきている・・・
お姉さんが水槽のウナギに餌を投入すると、ウナギが餌にガバッと飛びつき、そのときビリッと発電する仕掛け!!
終わってからもしばらく手がしびれてるような刺激的な体験だった。
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最新の水族館におされて、移転問題や閉館などがニュースになっただが、津波にもまけずに再開できたマリンピア松島水族館。
ペンギンの水槽のちょうど水面のところに「ここまで津波がきました」というテープが貼ってあった。
(一番上の写真、左端に移っているのがペンギンの水槽)
僕はいまだに治らない津波恐怖症だが、松島はあんな大津波でも比較的安全なことが実証された観光地。
是非皆さんも訪れて東北の復興を盛り上げてほしい。
知り合いが住んでいた七ヶ浜周辺も回ってみたが、家も松林もなくなっていて、遠くから海が見える不思議な光景に、いまだに唖然となる。
しかし、瓦礫はだいぶ撤去され、雑草もぼうぼう生えてしまっているので、生々しさはなく、はじめて訪れる人は、それほど悲惨に見えなくなってしまっているかもしれない。
菖蒲他海岸や高山海岸には、いまだに流れ着いたコンテナが。その横で外国人避暑地のファミリーが水着で水遊びをしていたのが印象的だった。
破壊された防波堤の横を、復活した松島観光遊覧船が通過していく。
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