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最近本棚から引っ張り出してきて久々に見入っているKIRAZの画集。
先日のこのブログでも書いたが、F.P.MのファーストCDでジャケに使われたのは有名。
フランスを代表するイラストレーター。
絵がうまいというのはデッサン力ではないと言うのがよくわかるイラストレーターの一人。
超粋なおっさん・・というか、じいさん。
PLAYBOYなんかで連載してたりして、その絵はかなりエロいのだが、
単なるエロじゃない。
さらに色づかいが最高だ。
ブルーやパープルを多用し、不思議な肌の色を使う。
塗も、適当なような、一生懸命塗ってるような・・・それがいいかんじに。
キラズが描く女の子はキラジェンヌと呼ばれている。
12年くらい前のリラックスに載っていたインタビューによると
「セクシーさを絵にするのは脱がせればいいから簡単」・・・と
「・・・女性の本質的な魅力を表現したいと思っている。少し子供っぽくて、
思慮がたりなくて、考える前にものを言ってしまうんだけど、同時に抜け目なくて、
本能的な女の子の魅力を」
このインタビューの時に、すでに76歳くらいだと思う。
フランスの女の子好きのエロじいさんなのかと思ったら、
キラジェンヌの実写ドラマを撮るときに、ぴったりな子が見つからず、
自ら街で探して、そっくりな子を見つけたのだが、話しかける勇気が無く、
失敗に終わったなんて話しも。
昨年はビビッドな色づかいの絵ばかり描いていたが、
今年はKIRAZの影響で、もっぱらちょっとグレイッシュな色づかい。ブルーとパープルに夢中です。
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