井の頭公園 「熱帯鳥温室」 【閉館・取り壊し】
知り合いに教えてもらった隠れ名所。
恥ずかしながら、井の頭公園初体験でした・・・
そこにこんなすばらしい温室があったとは。
しかも、今にも取り壊されそうとしているとは・・・
3月に老朽化による閉館が予定されていたが、現在無期限延期中だとか。
いつ閉館になるかわからないので、これはすぐにでも行ってみなくては。
ということでGW中に行ってみた。
木陰のそよ風が超気持ちいい、井の頭恩賜公園の中の動物園「井の頭自然文化園」。
その一番奥に、その温室「熱帯鳥温室」がある。
連休の割には空いているか。
蔦に埋もれている・・・
入り口のコンクリート製屋根の形。
完全に昭和風情。
奥に見えるのは有名な象の花子。
ジャングルのように生い茂っている温室を、側面の2階建ての通路から眺める形式。
通路にもかっこいいモンステラ。
2階の通路には、昔売店があり、ソフトクリームが売っていたという。
「鳥温室」の名の通り、中に鳥が放し飼いになっているのだが、取り壊し間近のせいか、鳥は種類は少なかった。
下の写真にはホロホロチョウ。
モンステラはかなり幅をきかせていた。
蔦や気根が巻き付いていたあとが壁にたくさんあったり、最近の温室のようなガラスと鉄だけではない、コンクリートの重厚感。伸び放題と言っていいようなジャングル感。(昔の写真を見ると、だいぶ植物がすっきり植えられていたのがわかる)この雰囲気は、新しくつくろうと思っても、つくれるものではないだろう、と思うと、やはり取り壊されるのはもったいないですね・・・
教えてくれた知人も、ここで撮影をして魅了されたらしいが、いろいろなロケに使われているという看板が置いてあった。
なぜ、閉館が無期限延期になったのかは知らないが、うまくこの雰囲気を残せる方法が見つかることに期待したい。