モダンインテリアプランツ 番付 2015
ミッドセンチュリーインテリアが大好きな僕が、今年の流行なども気にしながら、完全な独断と偏見で決定した「モダンインテリアプランツ番付2015」。
いつもと違うテイストのイラストも添えて、ご紹介。
【横綱】
東 モンステラ
やっぱり永遠の横綱はモンステラ。最初っからこんなオチですみません。独断と偏見のプランツ番付。これを東の横綱から外すわけにはいかないのですyo…
西 アガベ(アガベアテナータ・水栽培という新発見)
アガベは常に横綱級ですが、今年はアテナータ品種のブームで、さらに水栽培で育てるという新発見もあり、西の横綱を堅持。やっぱりかっこいいな〜。これがエントランスにあるだけで、ちょっとこの家は違うなという雰囲気をだせる?
【大関】
東 アロエ(花が綺麗だと気づく)
今までは幕内ぎりぎりくらいだったアロエが、花美しさに気づいたことで一気にブレイク。(今まで知らなくてすみません)
気づけば街はアロエでいっぱいでした。
西 サボテン(水栽培で根っこが綺麗)
定期的にブームがやってくるサボテンも、今年はなんと言っても水栽培ブームのおかげで大関返り咲き。水のやり過ぎで根腐れしちゃう人続出だったサボテンが、水が大好きだったとは!根っこの綺麗さと、様々な美しい水栽培用のガラス器が発売されて、スマッシュヒットに!
ビーカーなどに入れても似合う、理系の匂いもヒットの要因?ルパン三世のマモーの脳みそを思い出す人は歳ばれます。
【関脇】
東 ラフィドフォラ・テトラスペルマ(びっくりのモンステラファンへの裏切り…)
モンステラ・ミニマとよばれていたが、数年前に違うことが発覚。モンステラ属から外されてしまったが、いまでも「どう見てもモンステラだよな〜」と思ってしまう「ラフィドフォラ・テトラスペルマ」は、もっといい呼び名はないのかな…。モンステラ属ではなくなったけど、僕の中では同じモンステラ族。ということで関脇。もっと上でもいいくらい。
今年大流行のハンギングプランツにもぴったり。
西 ソテツ(ニッポン代表!)
15年前につくったモダンリビングプランツ集でも、日本代表観葉植物として唯一入っていたソテツ。最近あらためてその力強い形が魅力的に感じるようになり、そしてあらためて、日本全国たくさんあるなと(特に昭和施設に多いことがうれしい感じ)
【小結】
東 ビカクシダ (俺の○○の元祖)
マニアックプランツWEBサイトの先輩「俺のビカクシダ」、略して「俺ビ」。飲食業の名前にやたらと増えた「俺の○○」シリーズよりずっと前からある元祖です。今年流行のキリムや、インディアン柄のインテリアにもマッチ。やはり男のプランツ。15年目にして「俺ビ」主宰の方をはじめて雑誌で見る。実は僕、持ってないのですが、いつかは”俺”も育てたい。安定の小結。
西 ゴムノキ(ザ・50S(フィフティーズ)は男のプランツ)
モンステラマニアをはじめた頃は、横綱か大関レベルの「ザ・ミッドセンチュリー」プランツ。イメージ的にはフィフティーズ。
ホントはもっと上でもいいんだけど、いろいろ目移りしてずるする下がっちゃってます。でも、フィカス・バーガンディーの赤黒い色はやはり男っぽい、かっこいい!
【前頭1】
東 胡蝶蘭(ワールドスタンダード)
世界中のモダンインテリアで大流行。もはや定番中の定番。日本でいつは流行るか?と言い続けて、もう何年?全く流行の兆しが来ない胡蝶蘭ですが、海外では相変わらずです。やはりどうしても豪華な贈り物イメージから日本は離れられず…。
僕もずっと育ててますが、さっぱり花が咲かないので心が折れそうです…の前頭1筆頭。
西 多肉植物(ドドソン・オブツーサは、中にモンステラがいる)
雑誌ブルータスの「珍奇植物」特集で、「ビザール・プランツ」なる言葉が流行?!モンステラマニアフェイスブックでも、イイねの数はトップクラス。ビザールプランツは、多肉だけじゃないけど、サボテンやランも含めて、注目度大。プランツハンターという言葉のブームとちょっと対応してるかな。
ドドソン・オブツーサという品種は、葉の中にモンステラがいる!どういうこと?と思った人は、WEBを急いで検索!かわいいですよ。
【前頭2】
東 エアプランツ(今年のインテリアは乾燥してるからね)
あくまでもインテリアという観点でプランツを見ている僕からは、エアプランツはもっともインテリアっぽい。言ってる意味がわかりにくいですが、もはや植物というよりオブジェだよね?ってことで……。ビカクシダのところでも言った今年の流行インテリアは、どっか乾いたイメージ。なので、サボテン、多肉植物、エアプランツが似合うのです。でも、エアプランツはしっかり霧吹きしないと、意外とあっけなく枯れちゃうから要注意。
西 トクサ(着流しの若旦那)
これも日本古来のものだけど、カリフォルニアミッドセンチュリーハウスでも大定番な植物。日本庭園、縁側、モダンハウス、何でも似合う、すっとしたたたずまいは、粋な着流し日本男児といったところか。ひと株でも味わい深く、すぐ増えるので、壁際にずらっと並ぶと、モダンさをぐぐっとアップしてくれます。
僕のつくったウォールプランツポスターの中でも人気だったトクサは売り切れ中…。新しいのつくろうかな。
【前頭3】
東 コルディリネ・オーストラリス・アトルプルプレア(名前は有名じゃないけど、意外に大定番)
グリーンの中に、ピリッとブラックスパイスを利かせたければ、コルディリネ・オーストラリス・アトルプルプレア。道を歩いてると、店先にも、ご家庭に庭にも、ホントよく見かけます。寒さにも強くて育てるの簡単。うちのは、カイガラムシにやられて完全に枯れたと思ったら、2年かけて完全復活。恐るべし生命力。この頭でっかちなシルエットがまさにミッドセンチュリーデザイン!?。
西 ユッカ(いつかはヨシュア・ツリー)
ミッドセンチュリーモダンハウスといえばアメリカはロサンゼルス近郊のパームスプリングス。そのそばにあるヨシュアツリー国立公園は、いつかは行ってみたいあこがれの地。ヨシュアツリーはなかなか日本では育てられないので、近いのはユッカ・ロストラータ等。個性派プランツとして人気急上昇。かなり高級プランツですが。ユッカの種類は多く、日本では、観葉植物としてはメジャーですね。このプランツも、エントランスにある家はちょっと別格感醸し出しますね。普通のユッカは「昭和」イメージになるからおもしろい。
本当は十両…序の口までがんばりたかったけど(ウソ)、力尽きました。
ストレリチア、アロカシア、シペラス、フェニックス…まだまだ書きたいプランツはありますが、今年はこの辺で。
「アガベ・アテナータとアカプルコチェア」はオンラインショップで。