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観光有料道路は昭和の匂いがする。
多くの有料道路が昭和40年代に作られてるので、映画、社長シリーズや、若大将シリーズにでてきたり、ユーミンの歌のイメージだったり。
「ドライブ」という言葉自体、もう昭和な感じになってしまったのか…。今の若者のレジャーに「ドライブ」という言葉はあるのか…。

10数年ぶりに、箱根のターンパイク(いまはマツダターンパイク)から、伊豆スカイラインを通って、サイクルスポーツセンターで行われた「ツアー・オブ・ジャパン・サイクルロードレース」(5月23日)を観戦してきた。

昭和探訪を意識して行ってきたわけではなかったが、結果的に昭和探訪になったかんじ。

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ターンパイクの山頂にあるドライブイン大観山も、いまはMAZDAスカイラウンジ。

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伊豆スカイラインにあるドライブインの廃墟。かなりインパクトあるデザイン。

有料道路の昭和感は、何となく期待していたが、伊豆サイクルスポーツセンターに着くと、ここもなかなか昭和施設だった。
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この建物が自転車用サーキットを見下ろす観客席の大屋根になっていて、そのサーキットで、日本を代表するサイクルロードレースが開催されるのだ。
ツアー・オブ・ジャパンはミニミニ・ツールドフランスのように、日本を転戦してまわるステージレース。
大阪の堺から始まり、三重のいなべ、岐阜の美濃、南信州、富士山ヒルクライム、そして6日目のステージとして、ここ伊豆で開催。次の日が最終戦の東京ステージだ。

アジアのプロチームが集まり、世界のトッププロチームからも「ランプレ」が唯一参加する。最近は日本でもサイクルロードレースは徐々に盛り上がってきているが、今年のツアー・オブ・ジャパンは、とくに伊豆ステージは、想像以上にゆるーい雰囲気。

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こんな至近距離で選手を見られるのは、サイクルロードレースの醍醐味。

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やっぱりマビックカーがくるとワクワクする。

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ゴール前も、このゆるさ…。超のんびり観戦ムード。

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チームのトランスポーターは、ほぼハイエース。

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チームUKYOの監督は、あの元F-1ドライバーの片山右京(奥左)。監督がチームカーをドライブするので、毎回チームUKYOのチームカーの走りは、他とはひと味違う…。
奥右は、ブエルタエスパーニャにも出場した土井雪広選手。

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意外だったのは、自転車メーカーがいくつかブースを出していて、試乗会を実施していたこと。
しかも空いてるので、サイクルモードのようにならぶこともなく、いろんな高級自転車に乗り放題。
途中からレースそっちのけで乗りまくってた。

子供用も用意され、うちの子供もロードレーサー初体験。あっという間になれて、走りまくってた。
さらに、試乗コースが、レースが行われているサーキットの最後の上りと平行しているため、子供は下で待機して、選手達が来ると、一緒にスタートして登っていく、なんてこともできるので、子供も感動していた。

最後は東京サンエスのブースで、元プロレーサー福島兄弟の弟、福島康司元選手にめちゃくちゃ走りをほめられて、一緒に記念撮影。

最後に日本が誇る板張りの室内自転車競技トラック「ベロドローム」を見学。
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美しい曲線と、恐ろしいバンク角。
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別の展示コーナーになった、バンクを切り出した模型。立つこともできない傾斜を走るなんて。
ここも、東京オリンピックの代替え地候補にはなっている。

予想外に充実した昭和探訪&ロードレース観戦ツアー。
お腹いっぱい、足ぱんぱん(試乗しすぎ)で帰宅した。