livestrong.jpg
 最近、腕にリストバンドをした人をよく見かけますね。白いのが多いけど、白は貧困撲滅キャンペーンのチャリティー。有名人がたくさんしているので、いちばん知名度が高くなっているようですが、チャリティーとして、リストバンドをつけるようになった最初の運動は、このイエローリストバンド「LIVESTRONG」。
 今年、自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」で前人未踏の7連覇を達成し、引退したランス・アームストロング(アメリカ)が、偉業を達成する以前に癌で生死の境をさまよい、そこから復活してのツール7連勝。癌研究などに資金を提供する財団を設立しました。そして、ツール・ド・フランスのリーダージャージカラーであるイエローを使ったこのリストバンドをチャリティーとしてナイキが発売しました。アームストロングの名前と、「強く生きろ」という意味をかけての「LIVE・STRONG」。
 昨年あたりは海外の有名スポーツ選手などが身につけているのをTVなどで見かけましたが、日本では自転車ロードレース好きの一部の人たちの間にしか知られておらず、今年始まった「ホワイトバンド」の方が、国内のNGO団体の活発な活動もあって、有名になったようです。
 シンプルなリストバンドがファッション的にも注目されているようで、便乗商売の商品もたくさんでているようです。アメリカやヨーロッパでは、チャリティーとしても、たくさんでているようで、白と黒の人種差別撲滅キャンペーンや、パープル、グリーン、オレンジ・・・ブルーだけでも3種類くらいと様々な似たようなキャンペーンがおこなわれているとか・・・・。
 これでお金が集まって、人の役に立つのなら良いことですが、ここまでいろんなものが出回って、「黄色いのは偽物?」なんて思われたら困っちゃいますね。
 楽天やYahooショッピングなどでは、ひとつ1ドルで送料入れても2ドルはしないものが、500~700円で売られているし、キャンペーンの趣旨の説明も書いていない。
 チャリティー物の便乗や、まねはちょっと倫理観を問われますね。そんなにいっぱいリストバンドできないし・・・違うものつくればいいのに。
ここで買えます。
http://www.livestrong.org/