「モンステラ・マニア見てますよ」とか言われると、やはりうれしいものである。今のところ100%趣味でやっているにしても、植物とインテリアとアートの「啓蒙」とうたっている以上、見ている方からの反応があるというのは、ありがたいことだし、やりがいがあるというものだ。
いままでも、日本全国のみならず、イタリアやオランダなど、海外からもけっこうメールをもらい、その国の観葉植物事情の情報交換などしたこともある。

今回も、とても貴重な情報をいただいた。
他に方法が思い付かず、こちらのアドレス宛にメール致しましたこと、まずはお詫び申し上げます。どうしても報告したいことがあってメールを差し上げました。…」との書き出しに、非常に迷った上で勇気を振り絞って送ってくれたことがうかがえるそのメールには、「とんでもございません!」と大きな声で言いたくなるような、貴重な情報が。

それは、ポキッともいで瓶に挿しておいたモンステラの葉から、なんと根が出てきたというのだ。
投稿してくれた方は、7年前からモンステラマニアを見てくれているようで、昔のモンステラマニアに書いてあった「買ってきた切り葉から根が出たというのは本当か」というような記事を読んで、実際そうなったので真っ先に報告してくれた。


モンステラマニアで議論になったときも、「そんなこと本当にあるの?」「根元のほうに茎が付いてたんじゃ何の?」というような懐疑的な意見が多く、結局実際の写真も見れないまま議論は収束していった。

それから10年くらいたっているのでは?
今回メールをいただいて、すぐに「それはスゴイですよ。是非今後の経過情報もお願いします」と返信した。

おしゃれなインテリアのおしゃれな瓶に水挿しされたモンステラの葉の根元からは、本当だ!しっかり根が出ている。
やはりかなり茎近くの根元から折られたように見えるが、茎が付いてるようには見えない。

すると再び、根が生えてきた付近の詳しい写真を送ってきてくれた。

それにしてもりっぱな根っこだ。
やはり茎まで付いているとは言えない感じ。
しかし限りなく茎に近いところから折られたのだろう。推測できるのは、葉の根元の茎に非常に近いところには、根が出る機能がそなわっているのだろう。
過去に議論された「切り葉から根が出た」論争は、証明されたと同時に、花屋さんで売ってるような、茎から少し離れたところですぱっと切られた切り葉からは、根が生えてくる可能性は低いとも言えるかもしれない。

10数年のモヤモヤがスッキリした。

しかし新たなモヤモヤが…

普通茎を切り取ってモンステラを増やそうとすると、茎の途中で、別の場所からそれぞれ芽と根が出てくるが、この場合、芽がどこから出てくるのか想像しにくい。
切り葉の根元ぎりぎりに茎の成分が残っていたとすれば、この根っこがいっぱい出ている間だから芽が出るのか?それはなんか不自然な気がするし…
それとも、もっと上の葉に近い方から芽が膨らんでくるのか?それもやっぱりおかしい気がする。

ということで、メールをくれた方に、「是非、その後の情報、特に芽が出たら是非また教えてください」とお願いした。

是非よろしくお願いします。

モンステラマニアをご覧の皆さんも、是非情報は何でもお待ちしてますよ。

珍しいモンステラ、すごいインテリア、びっくり情報。
メールでもいいですし、インスタグラムをやっている方は、#monsteramaniaのハッシュタグをつけて投稿すれば、自動的にモンステラマニアに表示されます。

どうぞこれからもモンステラマニアをよろしくお願いいたします。