先日も紹介した、モンステラマニアステッカーをべったり貼った我が営業車?は、一応キャンピングカー登録の8ナンバー車。といっても、車中泊が普通の車よりは快適にできるという程度の、バンに毛が生えたようなレベルの車なのだが、小型故に機動力は抜群。都内での営業車?普段使いから、キャンプに釣りにスキーに大活躍。インテリアな仕事しているが、結構アウトドア派なのだ。最近はロードバイクにはまっているので、自転車積んであちこちにでかける。仕事に行き詰まったときはさっと海まで車を走らせ、砂浜で海風をあびながら車内で仕事、なんてことも。

 この車に乗ってもう10年たつが、キャンピングカー市場はずっと右肩上がりのようだ。その間に数々の震災によって、避難先として注目されたり、今年のコロナ騒動で、接触無く旅行できるということで、またいっそう注目度が上がったりしている。日本だけではなく、数年前にアメリカ発のVAN LIFEという写真集が世界から注目されたりして、車で生活する、車でくつろぐということが、世界でも人気上昇中だ。

 友人が先日キャンピングカーショーを初めて見に行って「キャンピングカーってもう思想だ!」という名言を発していたが、車といえど、普通の家と同じ生活をしようと思えば、いくらでも豪邸のような車を作ることができるし、実際売っている。今僕が住んでる家より豪華で広いキャンピングカーはたくさん存在する。中には広いリビングのあるキャンピングカーに、さらに普段利用のベンツを搭載できる車まである。もはや駐車場付きの家だ。しかし移動する車でもあるキャンピングカーは、大きくなればなるほど当然機動力はどんどん低くなる。細い道は通れなくなるし、入れる駐車場も限られてくる。反対に、貨物用バンにベッドだけを自作して車中泊する人たちもたくさんいる。中には軽トラの後ろに幌立ててキャンピングカーとしている人だっている。車に乗ってどんな生活をするのか、それをはっきりさせ、インテリアに何を必要とし、何はいらないのかをしっかり考えることが、自分にあったキャンピングカーを手に入れるために重要なことだ。そういう意味では、うちのキャンピングカーには概ね満足している。

 自分の生活スタイルを見つめ直し、インテリアに必要なものと必要じゃないものを見極める。そして必要なものを効率よく限られた空間に詰め込む。実はこれ、全て普段住んでいる家にも同じことがいえると気づく。キャンピングカーに乗ってみると、普段のインテリアについても考えさせられ、見る目が変わってくるのだ。

 つまるところ、インテリアとは自分の生き方、まさにインテリアが思想そのものなのだ。

 そんな我が家の営業者兼キャンピングカー。この4連休も、渋滞を回避して夕方出発。車で夕食と就寝。次の日自転車で山の中を走って、渋滞が始まる前に帰宅という思いつき旅行をした。
 夏が終わったさわやかな空気と朝日で目が覚めると、モンステラステッカーの影がいい感じにカーテンに映っていた。隣には昔つくったモンステラてぬぐい。

 キャンピングカーにいても当然モンステラマニアなインテリア。ならば当然グリーンを置きたくなる。出かけるときに植木鉢をいくつか運び入れて旅行したこともあったが、車を締め切って外出することもあるとなると、日差しで50℃以上にもなる車内に本物の植物を置くにはちょっとかわいそうだ。

 そこでつくりもののモンステラを積み込んでみたこともあった。なかなか良かったが、この車内にはちょっと大きすぎたか…
 このあと程無く撤去。

今度は棚でもDIYして絵でも飾ろうか。

9月 24日 水曜日 台風12号接近中。ベランダのモンステラたちは避難させようか…